ペンニョロのゲ音記+きめらの雑記

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「イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック」のレビュー

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新作
今回は「イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック」のレビューをしていきます。
PS4とPSVitaのソフトでジャンルはアクションRPG、日本ファルコムから開発・発売されたゲームです。作曲は「Falcom Sound Team jdk」が担当されております。「VII」から約7年越しとなる「イースシリーズ」最新作です。

CDは2枚組で曲は基本1ループで再生されます。「Evolutionシリーズ」で音楽が迷走気味だったこともあり、昨今のファルコムサウンドに対して個人的には不安があったなか発売された「イースVIII」。ただ、このシリーズは「VII」や「セルセタの樹海」も良かったし今回も新たな感動を与えてくれるだろうと期待しておりました。しかし、結論から言わせてもらうと今作の音楽はどういう訳かいつもに比べてグッとくるものがあまり無かったんです。
音楽自体は普通に良いんです。オーケストラが映えた壮大な曲、ギターやヴァイオリンで彩られた疾走感抜群の曲など、その様相は確かにイースサウンドその物なんです。 しかしながら今回は楽曲のテーマ性やノリがいつもの「イース」と微妙に異なっているのを、楽曲を聴いている内に感じたり、開発側のインタビュー記事を拝見したことで分かりました。インタビューの内容から引用させてもらうと、今作はアレンジを使って全体を演出するといった意図があるようで、私が思うにこれが本作が今までのイースサウンドとは大きく異なる部分であり個人的にグッとくるものが少ない要因なのだと思います。聴いていて顕著に感じたのは、同じフレーズが多く聴いていてなんとなく萎えてしまうところでした。本作は歴代作品の中でも疾走感に比重を置いた楽曲が多い印象なのですが、メロディフレーズが似ているものが多い故に変化球に乏しい内容と感じます。アレンジ主体というわけで、全体のベースとなっているのはオープニング兼メインテーマである「LACRIMOSA OF DANA」なのですが、この曲も歴代オープニング曲とはノリが全く異なる雄大なオーケストラ調であり、ロックとヴァイオリンが織り成す過去作のようなオープニング曲に期待していた身としては、思っていたのと違うという意味で残念なところでした。

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おすすめ曲(星は10段階で付けています)
・「SUNSHINE COASTLINE」 ★★★★★★★★★★ 10星
アクションフィールドで流れるBGMと思われ「LACRIMOSA OF DANA」ベースとなっています。爽やか!この一点に尽きます。疾走感あるギターやドラムのリズムに合わせて加わるキーボードの音色が清涼感を生んでおり、広大な空の下を突き抜けていくようなイメージの一曲となっています。

・「LOST IN GREEN」 ★★★★★★★★★ 9星
アクションフィールドで流れるBGMと思われ「LACRIMOSA OF DANA」ベースとなっています。フルートが印象的なイントロを始め、ギターや低めのヴァイオリンなどで軽やかなメロディとなっていますが、個人的にはそこに加わるマリンバの弾む音色が面白いと感じる一曲です。

・「NEXT STEP TOWARD THE UNKNOWN」 ★★★★★★★★★★ 10星
アクションフィールドで流れるBGMと思われます。この曲を聴いた第一印象は過去作のオープニング曲にイメージが近いというところでした。ギターが唸るロックテイストにヴァイオリンやキーボード、ドラムやオーケストラヒットが組み合わさったメロディはスタイリッシュさと派手さが融合したハイセンスなものであり、個人的に求めていたファルコム節を感じる一曲です。この曲はDISC2の1曲目且つループせず曲が流れ切るのでゲーム的には印象的なポイントで流れる曲なのかもしれませんね。
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総評
全体としてはゲームの中核となる一つのテーマに焦点を当て、音楽もそこから派生させたものを統括させた内容であると感じます。疾走感をいつも以上に前面に押し出した楽曲ラインナップは「新時代のイースサウンド」という言葉に偽り無しといったところです。重ね重ねになりますが、ゲーム音楽としては良質な一作だと思います。
ただ、私の耳が肥えてしまっているのでしょうけど、その変化に対して個人的にはあまり好意的になれませんでした。期待に胸を膨らませ過ぎたのかもしれませんが、勝手な意見を書かせて頂くと「イースVII」のような路線を継続してほしかったというのが正直なところです。

「イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック」

86点

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